みなさん、就職活動はいかがですか(いかがでしたか)?

INFPの民は、よほど目指している職業などがない限り、就職活動なんてあんまりやりたくない…と内心思う人も多いのではないでしょうか?
今回は私が今の職にたどり着くまでの過程を書いていきたいと思います。
迷走から気づいた、自分の特性
私は大学時代、今よりも自己分析の度合いがざっくりしていたので、「なんとなく専門職がよさそう」「収入も高いしかっこいい」みたいな理由で、公認会計士のスクールに通いました。

勉強はわりと得意だったので、イケるかなと思ったのですが、いざ学習を始めると内容に興味が持てなすぎてすぐ挫折。
「やりたいことが特にないなら公務員になれば」と親に言われ、公務員の予備校にも通い始めましたが、公務員の仕事にもあまりワクワク感を抱くことができず、そちらも程なくして辞めてしまいました。

私と似たような友人は公務員になっていたので、INFPが必ずしも公務員に向いていないわけではないと思います
結局予備校のお金が100万近く飛んで行きました(^_^;)


でも、やっぱり自分は興味がある道しか進めないんだなと、自分の特性を知る良い機会にはなりました。
与えられた環境に疑問を抱かず適応できる周りの人と比べても仕方がないので、自らの道を歩もうと。


高い勉強代ではありましたが、実際に就職してしばらく経ってから大きく方向転換するよりは、結果的にはるかに小さな損失で済んでよかったと思います。
やりたいことを追求して見つけた理想の働き方
今は「デザイナー」兼「ライター」兼「営業事務」の仕事をやっていますが、今のところ閉塞感を感じることもなく、のびのびと仕事にチャレンジできています。


思えば私が全力投球できた時は、自分が心から「やりたい!」「こうなりたい!」と思えた時だけでした。それがまず一番。
それがあれば外野がどう言おうと、勝手に調べて、学んで、試行錯誤して、実現していくことができます。
もちろん時には失敗することもありますが、自分で選んだことなので後悔はないです。
失敗すらもステップアップのための材料となるからです。
最初からベストな状態を目指すのは難しいかもしれません。
でも自身の興味に沿って、興味があることを形にし続けて行動していけば、いずれ生きやすい道が開けてくることがあります。
INFPの特性は社会の多数派から見て理解されづらい面もあるかと思います。
本質的にはとても自由な人間なのですが、なまじ繊細で周囲の目が気になってしまうだけに、本心が望む方向に飛び込むのは勇気が必要かもしれません。
でも、常識というのは所属するコミュニティによってだいぶ変わってくるものだったりします。



外国⇔日本
外向型⇔内向型
HSP⇔非HSP
体育会系⇔文化系 など
だから、自分が望む方向に近い価値観のコミュニティに新しく所属してみると、より堂々と行動できるようになるかもしれません。
だから、最初は自信がなくても、少しずつ興味がある分野に飛び込んでみましょう。


母の選択から学んだこと
実は私の母も、職選びに関して似たような経験をしていました。
母は看護師の資格を持っていますが、実際にはその仕事に大きな興味があったわけではなく、親に勧められるままにその道に進んだそうです。


「安定した職業」という理由で選んだ結果、独身時代に看護師の仕事を辞めた後、その資格を活かすことは一度もありませんでした。



母にとって看護師の仕事は過酷だったようです
(究極のテキパキ系マルチタスク、夜勤など)
元々母は、ネイリストのようなクリエイティブな仕事に興味を持っていました。


しかし、実家が貧しかったため、働きながら学べる(学費がタダの)看護学校に進んだようです。



母の場合は生きていく上で選択肢が限られていたのだと思います。
優しいので、親を少しでも助けたいという気持ちもあったのかもしれませんね。
この話を聞いて考えました。
いくら安定した資格を取っても、適性や興味が自分とマッチしていなければ、続けることは難しい。
だからこそ、長く続けることを考えると、最初から自分の興味や適性に合った仕事に思い切って挑戦する方が、結果的に良い選択になるのではないかと。



「職選びもサステナブル(持続可能)に!」ということですね
その方が自分としても納得度が高いですし、続ける意欲を持ちやすくなることによってスキルも身につきます。
もちろん、看護師みたいな資格は、本当に生活が困窮した時とか、万が一の時には役に立つと思うので、一概に安定資格をとることを否定しているわけではありません。
でもどうせなら、会社に関わらず持ち運びできるスキルの中で、興味があって無理なく続けられそうな仕事を選択すると、人生の幸福度は高まりそうな感じがします…!



ちなみに母は、今は住宅系の会社で、ウェルカムボードの絵を描いたり、お客様に渡す住宅模型のミニチュアを製作したりと、自分の適性に合った仕事をしているようです
INFPは大きな組織の中で出世競争を駆け上がっていくタイプでも、女性コミュニティの中でテキパキケア労働に勤しむタイプでもありません。
ですので、「マイペースに」「細く長く」「無理なく」がストレスのない職選びのキーワードになりそうですね。
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