皆さん、こんにちは!
今回はなぜNP型と呼ばれるタイプの人が、大企業のような組織ではなく、ベンチャー企業やフリーランスといった働き方に惹かれやすいのか、私自身の経験も交えながら、じっくりと考えてみたいと思います。
N型が組織に感じてしまう「息苦しさ」

先日、イブリースさんの記事を拝見しまして、その中でS型は公務員や会社員、N型は自営業や専門職に向いていると書かれていました。
【<MBTI>N型が会社員に向いていない究極の理由】
https://note.com/luciferlove/n/ndc2fda3281e7
N型は、大きな組織とはどうも相性が良くないらしいのです。
私もすごく共感したのですが、N型って、この先が見えてしまうと、なんだか閉塞感を感じてしまうんですよね。
「ああ、このままこうなっていくのか」と想像できてしまうと、途端に気持ちが萎えてしまうんです。
それに、厳しい上下関係や昔からのしきたりが多い環境も、どうも苦手意識がありました。
ベンチャーやフリーランスに惹かれる「ワクワク感」

その点、ベンチャー企業やフリーランスの世界って、本当に真逆なんです。
何をするにも裁量権が大きく、明日どうなるかなんて、正直全然わからない(笑)。
でも、その不確実性こそが、私たちN型の探究心をくすぐるんですよね。
「これから一体何が起こるんだろう?」というワクワク感が、たまらないんです。
それに、ベンチャー企業って、組織が比較的フラットなことが多いじゃないですか。
あの、どこか温かくて、でも軽やかな自由さもあって、保守的な村社会とは真逆の雰囲気。
もしかしたら、私たちは無意識のうちに、NF型が多い優しい世界を求めていたのかもしれません。
ブラックだけど「優しさ」にあふれた環境

もちろん、客観的に見ると、当時の私の労働時間や給与は、決して恵まれたものではありませんでした。
むしろ、かなりブラックだったと言えるでしょう。
でも、そこで出会った同期や先輩たちは、本当に利他的で優しい人が多かったんです。

特に印象的だったのは、同期にもNF型の人が多かったこと。
今まで自分が身を置いてきたコミュニティとは全く違う、あの心地よい空気感は忘れられません。
先輩にも美大出身のご夫婦がいて、「いつかカフェをやりながら美術教育をしたい」という夢を、結婚前から共有していたという話を聞いたときは、本当に胸がワクワクしました。

代官山のTSUTAYAに皆で繰り出して、新しいプロジェクトの参考になりそうなデザイン本を一緒に探したり。
仕事が辛すぎて泣いていたら、自身も忙しいはずなのに、自分の時間やリソースを割いて、本当に親身になってくれる先輩が何人もいたり。
こういう創造的で優しい空気感って、普通の企業ではなかなか味わえないものだと思うんです。
だから、労働環境は決して楽ではなかったし、毎年多くの人が辞めていったけれど、意外にも地頭が良く優しい社員が多かったんですよね。

私の同期で最後まで残った社員は、不思議なことに全員高学歴なNF型でした
N型組織の「独特な空気感」と「違和感」


ただ、その会社はN型組織だったので、会社の主義主張が明確で、リーダーの人が繰り返しそのクレドを口にしていました。



その様子を、学生のインターン生が「宗教みたい」と言っていたほどです(笑)
そのクレドは、外向的な人が適応しやすい内容だったので、内向的な私には、どこか押し付けられているような違和感を覚えることも少なくありませんでした。
他の方のブログ記事でもN型組織の弊害について触れられていましたが、本当に「あるある!」と頷いてしまいました。
【<MBTI>N型に告ぐ!キャリア形成で意識すべき、たった一つのこと】
https://note.com/luciferlove/n/ncb84f3c745a7


でも、N型って、ごく普通に生きていると、どうしても同じような感覚の人に出会いづらくて、どこか疎外感を感じやすいんですよね。
だからこそ、そういう組織に足を踏み入れると、一気に共鳴してしまうのかもしれません。
もしかしたら、過去の某オウム事件の信者の中にも、そういうN型の人が多かったのかもしれませんね。
理想に溺れる前に。「冷静な視点」を持つ大切さ


NP型は、客観的な評価や世間体には疎いところがあって、自分の価値観にさえ合えば、盲目的にのめり込んでしまいがちです。
だから、同じNP型の方へ。
ベンチャー企業やフリーランスに惹かれる気持ちは、痛いほどよくわかるんです。
あの自由で創造的な雰囲気、探求心や好奇心を満たせる仕事内容、何より「面白そう!」という直感的な魅力は、抗いがたいものがありますよね。


でも、ちょっとだけ立ち止まって、客観的な部分も冷静に考えてみてほしいんです。
こればっかりは、実際に飛び込んでみないとわからないこともあるかもしれませんが……。
✔ 労働時間は本当に大丈夫?
✔ みなし残業という名のサービス残業じゃない?
✔ 賞与はちゃんと出るの?
✔ 見かけ倒しの高給に騙されていない?
✔ 理想に隠れて見逃しているデメリットは他にない?
私自身、2回転職をして、これらの重要性にようやく気づけるようになりました。



特に労働時間には、ものすごく敏感になりました
もちろん、これらの点を十分承知の上で、それでも飛び込みたいという気持ちがあるなら、それはそれで一つの人生です。
自分の心の声に従うのも、すごく大切なことだと思います。
ただ、理想に燃える気持ちと同じくらい、冷静な目で現実を見つめることも忘れないでほしいな、と心から願っています。
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